関西電力幹部らが福井県高浜町元助役の森山栄治氏(故人)から計3億2千万円分の金品を受け取っていた問題をめぐり、森山氏に資金提供した土木建築会社と社名が同じ会社にいわれのない苦情や抗議が殺到した。別の森山氏の関連会社についても無関係の会社名がニュースサイト上で誤って伝えられ、デマへの対応に苦慮している。
「記者会見を開くべきだ」。いわれなき「説明」を求められる電話が相次いだのは、福井市内の不動産会社だ。森山氏に約3億円を提供した高浜町の土木建築会社「吉田開発」と社名が同じで、間違って電話をかけてきたとみられる。
この不動産会社によると、電話は吉田開発の社名が報道され始めた9月29日ごろから始まり、10月4日までに約50件に上ったという。「説明が不十分」などと批判され、関電が改めて記者会見を開いた2日には約20件の電話が集中。無言電話も多く、同社は「非通知拒否」の設定などで対応したという。
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Source : 社会 – 朝日新聞デジタル